ニュージーランドらしさが1番感じれる場所、それは間違いなくマウントクックです(断言)
マウントクックが本当に本当に最高でした…。
ニュージーランド縦断で、10都市(オークランド、タウランガ、ロトルア、タウポ、ウェリントン、クライストチャーチ、テカポ、マウントクック、ワナカ、クイーンズタウン)行ったのですが、僕はダントツで好き。マウントクックに惚れ込んでしまった…!
僕の実体験からマウントクックについて徹底的に解剖していきます!
基本情報からよくある質問までできるだけ網羅するように執筆したので、ぜひ最後までご覧ください!
▼こちらの記事を画像メインでマガジン形式でまとめているので、ぜひ最初に見てみてください!
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マウントクック基本情報
最初にマウントクックの概要について、ご紹介していきますね!
ここを読んでいただくと、「あ!マウントクックってこんな感じなのか!」という風に大枠が掴めます。
マウントクックの場所
マウントクック国立公園は、世界遺産に登録されている「テ・ワヒポウナム」の一部で、約40%が氷河に覆われているんです!標高3000mの山が19つも連なっているという…!
※ニュージーランドの南西部に位置している「テ・ワヒポウナム」は、4つの国立公園から構成されています。「テ・ワヒポウナム」はマオリの言葉で、「翡翠の産地」という意味らしい
僕も滞在前このエリアについて全然分からなくて、マウントクックって気軽に観光できるの!?と思っていたのですが(笑)、マウントクックのハイキング用に集落がありまして。
そこにいくつか、宿があるので(ホテルタイプは1つだけで他はモーテルやドミトリーがほとんど)、そこに宿泊する形でトレッキングに出かける、というスタイル。
後述しますが、この村に入ってしまえば、ほとんどのトレッキングコースに徒歩で行けるので簡単に観光ができます。
ので、マウントクックを観光したい!と思ったら、【マウントクック村に滞在する】ということを覚えておいてください!
と、場所もわかったところで、お次はこのマウントクックへのアクセスを!それを踏まえたモデルコースも。
マウントクックのベストシーズンは?
やはり夏!
日本とは季節が真逆になるので、11月から1月にあたる時期ですね。この時期はルピナス(写真の下)という花が咲き乱れるので、狙うとステキな写真が撮れること間違いなし。
…そういったものの僕は3月の上旬に登りました。ですが、支障なし!日本の9月の時期にあたるので、紅葉は見られませんでしたが、3月でも問題なし!
マウントクックへのアクセス方法
マウントクックへのアクセスは、以下のようになります!
・クイーンズタウンから7時間
・クライストチャーチから7時間
・テカポから2時間
・ワナカから5時間半(乗り換え有り)
※全てIntercityの検索で調べて算出した時間です。
上記のような時間になるので
・クイーンズタウン →(ワナカ)→ マウントクック → テカポ → クライストチャーチ
・クライストチャーチ → テカポ → マウントクック →(ワナカ) → クイーンズタウン
のルートのどちらかになるかなと思います!
マウントクックのおすすめ宿情報
お次に、おすすめの宿情報。
マウントクックをスムーズに観光したいなら、マウントクック村に滞在することが必須です!
その中でも、ホテルタイプとホステルタイプのおすすめ宿を2つ紹介!
ちなみに、僕はこの2つが人気すぎて取れず…。テカポもそうなのですが、とにかく宿が少ないので、埋まりが早いんです。
なので、マウントクックとテカポの滞在日が決まったら、すぐに宿を確保しましょ〜〜〜〜!
ハーミテージホテル
マウントクック村で唯一のホテルです。
ドミトリータイプがいやだ!という方は、こちらのハーミテージホテルを。
お部屋のタイプによっては、なんとマウントクックビューのお部屋なんかもあったり。起きて、あの神々しい山を見るのは正直幸せ極まりないと思います。
WiFiサービスはもちろんのこと、全室に専用のバスルームもついているし、快適な滞在ができること間違いなし。5つ星ではなく、4つ星ホテルなので、ご注意。
3つのレストラン/カフェ/バーがあるので、滞在中の飲食に困ることもありません。(マウントクックは、スーパーやコンビニが一切ないため、滞在中は食べ物を持ち込んで自分で調理するか、全て外食するかの2択になります。)
公式HPはこちら。
住所:89 Terrace Road, Mount Cook National Park 7999
YHAアオラキマウントクック
てことで、「とにかく安く!ドミトリータイプでも問題なし。」「ハーミテージホテルが満室だったけど、ドミトリーでもいいかな!」
なんて方におすすめしたいこちらのYHA。YHAは、ニュージーランド中にホテルを構えるホテルブランド。日本でいうAPAホテルみたいな(そこまでホテル数が多いわけではないのですが…!)
キッチンもきれいに保たれているし、WiFi環境が悪いマウントクックで無料は嬉しい…。
ウッディでコテージのような内装なので、いかにもマウントクックの中に建てられた!というようなホステルです。
シーズンと予約時期にもよりますが、38NZDから宿泊できるので、財布にも優しいですね。中国語での案内も多かったので、中国人多めなのかなあ。
公式HPはこちら。
住所:1 Bowen Drive, Mt Cook, New Zealand
…とここまでは、渡航までの事前準備。ここからは、待ちに待った(よね?笑)実際に着いてからのおすすめコースをご紹介!
2泊して、王道コースを3コース中2コース、往復2時間で行けるような小さなコースを1コースへ行ったのですが、結果どれも大満足。なので、絶対に行くべきコースを優先順位をつけてご紹介〜〜〜!
マウントクックで絶対行くべきコース
実際に歩いてみて感じた「こんな格好がいいな!」という服装も合わせて、ご紹介していきますね。
レッドタルン(Red Tarns)
まずはここ!
めっちゃ気軽に行けるコース。
赤い土?が構成するがけが最後に待っています。ここは全然写真映えしません(笑)…がこのゴール地点から後ろを振り向くと、マウントクックの山々がとてもキレイに見えます。
池もあるので、天気状況によっては、池に映る山々も同時に見れそう。
コースは、往復2時間なので、とっても楽。コース自体は階段だけなので、トレッキングというかなんというか…(笑)単調な道だけかなあ。と思いきや、小川があったり、森のようなところもあって意外と退屈せずに歩けました。
あまりトレッキングが得意じゃない、お子様と一緒という方はぜひこのコースへ。
登山後の感想ツイート▼
マウントクック最後のトレッキングはRed Tarns Trackへ。
道が階段だけだから単調であまり好きじゃないコースだった…(笑)
ゴール地点は、赤みがかった崖!と、後ろ振り向くと、絶景。天気が…。
マウントクックの王道コースをしっかり網羅したいなら3泊必要でした…! pic.twitter.com/hYFJt7pcyi
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 8, 2020
難易度:★☆☆☆☆
感動度:★★☆☆☆
登山口までの行き方:YHA付近から徒歩10分程度
推奨する服装:ランニングに着ていくような動きやすい服装でOK!
持参すべき飲食物:トレッキングというより、ちょっとハードめな散歩なイメージ。気軽に行くのがよきです。
フッカーバレートラック(Hooker Voller Track)
往復4時間程度のコース。ほとんどが平地で、道もこれでもかってくらい整備されているので、とっても歩きやすいです。ビーチサンダルで歩いている人もいるほど(笑)
途中には、大小含め3つの橋があって、そこがよくガイドブックだったり、旅ブログなんかに乗っていますね。結構揺れるので、高所恐怖症の方には辛いかも(笑)
行きは、ずっとマウントクックの山々が見えているので、一切退屈することがありません。この道一生続けばいいのに…。そう思ってしまう道でした。
途中の風景▼
最後に待っているのは、氷河が浮かぶフッカー湖。日本じゃなかなか見られない景色がここで見ることができます。
たまに湖に浮かぶ氷河が割れたりして、その音がまたいいんです…。気軽さ、ゴールに待っている絶景を考えるとここは滞在中必ず行って欲しいコース。
登山後の感想ツイート▼
マウントクックの絶景さが過ぎる。
フッカーバリートラックを歩いてきたんだけど、常に絶景。ゴールには氷河が浮かんでいる湖。(3枚目 右手に浮かんでいるのが氷河)
ビーサンで歩いてる方もいるほどwコースが整備されてて歩きやすくて。片道2時間弱。
僕的ベスト オブ NZはここにありました…。 pic.twitter.com/Rf3VykaMQ4
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 5, 2020
スケールが…! pic.twitter.com/LsLTRzwRFx
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 5, 2020
難易度:★★☆☆☆
感動度:★★★☆☆
登山口までの行き方:YHA付近から徒歩10分程度
推奨する服装:Red tarnsコース同様、ランニングに着ていくような動きやすい服装でOK!
持参すべき飲食物:ここは2Lの水はあった方が良いです。休憩地点やゴール地点で栄養補給した方が良いので、ナッツバーなどの軽食を持っていくと良いです!
ミュラーハットトラック(Mueller Hut Track)
往復6〜8時間のコース。
これ、結構時間の幅がありますよね(笑)
写真撮影などあまりせず(所々の絶景ポイントでは手早く撮る感じ)、いそいそを登れば往復6時間、ゆっくり写真撮影して頂上でもゆっくり滞在というイメージかな!
にしても!!!!!
ここのコースは、キツかった…(泣)富士山は、全然辛いと思わない程度には体力があったのですが…。
けどその分頂上の風景も絶景だし、登った甲斐があった!と思うんですけどね。この山に登るまで大小合わせて6つの山に登っていたのですが、初めて登山後に筋肉痛になりました(白目)
最初は、急な階段から。
からの「ここ、道!?ただの崖では!?」というところだったり、岩場を歩いていきます。アドベンチャー感あふれすぎて、登山好きにはたまらないです!!!!!階段を登るよりは全然問題なし。
地味に上を歩いている人が見えて、あそこまで歩かなきゃいけないのか…という絶望を幾度となく感じました(笑)
こんなリプライをもらいました…。
ぐはーーー羨ましいです!
私も以前登りましたが水分が尽きて途中で下山しました。だいぶハードな道のりですが次回は山頂まで挑戦したいです!— ぽんた (@hukjao1520) March 8, 2020
…とここまで、登りたくさせないようなツイートしましたが、頂上からの風景は最高すぎました。異次元。
てことで、頂上の写真がこちら!
下のツイートにも頂上からの写真をたくさん載せています!
登山後の感想ツイート▼
昨日は、ミューラーハットルートへ。
雄大すぎる自然を目にすると、恐怖すら覚えてしまうんだ…と感じてしまった。実際に目にすると、もっともっと壮大です…写真だと伝わりきらない…!!
片道3〜4時間かかる結構ハードなコースだけど、頂上の景色が最高すぎた!
これこそニュージーランド…。 pic.twitter.com/z0S3A1loq4
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 7, 2020
途中からの風景 pic.twitter.com/8L8ZoqSp6S
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 7, 2020
ゴール地点からの風景…!ここからも最高でした…! pic.twitter.com/ZKYNDe2rSM
— しんトラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) March 7, 2020
難易度:★★★★★(MAX)
感動度:★★★★★(MAX)
登山口までの行き方:YHA付近から徒歩10分程度
推奨する服装:ここばっかりは、しっかりとしたトレッキングシューズ/雨に備えた雨具などを持っていった方が良いです。僕が着ていった装備は、以下に載せますね。
持参すべき飲食物:水は3L以上(2L持っていっても行きだけでなくなる可能性があります。)スナックなどの軽食はしっかり。僕はナッツバーを7本持って行きました。
服装一覧▼
・HHのウインドブレーカー
・The North faceのトレッキングシューズ
・The North faceの下に履くタイツ?ヒートテック
・UNDER ARMOURのショートパンツ(膝丈)
・ユニクロの靴下(くるぶし上)
揃えたのが5年前なので同じものがないのですが、近い商品を紹介しますね…!
全部のトレッキングで持参した装備品▼
・JINSのサングラス
・Gopro8(撮影機材)
・OSMO pocket(撮影機材)
・モバイルバッテリー
マウントクックのモデルプラン
3泊した時のモデルプランですが、到着日が午後(僕は到着したのは、14時頃でした。)とかになることも考えると…
1日目(到着日) フッカーバレートラック
→ビーチサンダルで歩いている人もいるほど余裕なコースなので、到着日にちょちょっと登ってしまうのがおすすめ。
2日目 ミュラーハットトラック
登山口まで徒歩で行けるコース。かなりハードなコースなので、終日自由行動の日に入れておいた方が良いです!この時点で6つくらい山登りましたが、初めて次の日筋肉痛になりました(笑)
3日目 タスマン氷河コース
車が必要なコース。ヒッチハイクでも問題ないと思いますが、車の手配などを余裕を持ってするという意味でも完全自由日に。
行きたかったけど、時間がなくていけなかった(泣)
4日目(マウントクック出発日) 細かいコース(Red Tarnsコースなど)
出発時間に合わせて軽いトレッキングをするとよいでしょう!
天気の関係もあるので、もしもっと時間が限られたとしたら!?
という声が聞こえてきました(気のせい)優先順位でいうと、タスマン氷河コース<フッカーバレートラック<ミュラーハットトラック !
タスマン氷河コースも他の方が書いた記事を見たけど、多分他の2つの方が凄そうだからこんな順位をつけました(笑)
マウントクックへ行く際の注意点
トレッキング用の食料を買い出ししていくべし!
マウントクック周辺には、コンビニやスーパーがありません。なので、何も買っていかないと食糧難民になります…。
車で行くとなっても現実的な距離じゃないため、基本的にはこのマウントクック滞在中は、レストラン(やはり物価が高いです…!)か、自分で持っていった食べ物で自炊する形になります。
また、登山に持っていくフルーツやナッツバーなども買っておくとよいかと思います!
持参するとよいものリスト▼
・1.5Lの水(ペットボトルを使うことを見越して)
・バナナ
・りんご
・ナッツバー(多め)
・ミューズリーバー(多め)
・にんじん そのままでも食べれます!
・パスタ(※)
・ブロッコリー(※)
・ツナ缶(※)
※宿泊施設にキッチン(冷蔵庫)があることを確認してください!
このへんがあれば、2〜3日は持つかなと思います!
ホテルによっては、キッチンがありません!
僕が宿泊したのは、マウントクック ロッジ&モーテル(Mt Cook Lodge & Motels)というホステルなのですが、キッチンがなく、買っていったパスタなどが無駄、ていうかただの荷物にw(笑)YHAは確実にキッチンがありますが、それ以外のところはあるか確認しましょう。
マウントクック旅行でのよくある質問
何泊すればいい?
3泊あれば完璧です!!!!
僕は、2泊して王道3コースのうち、2コースとちっちゃなマイナーコース1コースを登ることができました。
あと、マウントクックって天気があまり良い日が多くないみたいで。365日140日は天気が優れない日みたいなんです。マウントクックは天気が良くてこその場所なので、晴れの日を狙うという意味でも3泊あると良いかと思います!
テカポ・マウントクック選ぶならどっち!?
ツアーで行かれる方で、マウントクック/テカポどっちかだけに宿泊/どちらかに2泊できる!という方も多いですよね。
トレッキング目的にニュージーランドに来ているならマウントクック
それ以外の目的ならテカポ
を多めにするかとよいかと思います。
テカポはトレッキングや星空鑑賞、ウォータースポーツ、ビーチ沿いでゆっくり、など滞在時時間が長くてもやることがあります。星空鑑賞とか、何回しても飽きないですし。そんな僕は4泊しました(笑)テカポ4泊、マウントクック2泊という配分。
マウントクックはトレッキング以外にやることが基本的にありません。ですが、トレッキングが好きなのであれば、コースがたくさんあるので、十分に費やせます。
てことで、トレッキングをしにニュージーランド来てるんだ!!!!というこだわりがあれば、マウントクックに宿泊/宿泊数を多めにしましょう。
登山以外にやることあるの…?
ある!とは断言はできない…。テニスコートはありました(苦し紛れ)
ちょっと視点を変えると、天気が悪いとホテルに引きこもることしかできない場所かな、と思います(泣)
セスナに乗って上空から見る!なんてツアーもあるようですが、天気良くてナンボだし、星空鑑賞も然り。
365日中140日程度曇りみたいなので、天気を良いことを全力で祈ってください!!!!
夏でも氷河は見れるの…?
僕が行ったのは、3月上旬。日本でいう9月初め。
この時期での回答になってしまいますが、余裕で見られます。
あの氷河が流れてできる滝の音のいとをかしさ。とてもステキでした。存分に堪能してください!
他の方のブログ記事などを見ても夏も観れるそうでした!
NZらしさ全開のマウントクックを楽しんで!
僕は、ニュージーランドを縦断してみて、マウントクックが1番ニュージーランドらしさが全開で、大好きな場所になりました。
他の山の山頂からの景色は、あんな神々しくはなかった。テカポも良かったけど、あの吸い込まれそうな、雄大はマウントクックだけでした。
No マウントクック,No ニュージーランド。
最後にこの言葉で締めさせていただきたいと思います!
少しでも参考になれば嬉しいです。
以上、トラベルコンテンツメーカーのシン(@worldtips0106)でした!
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