ヨーロッパ旅行といえば、フランスを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
しかし、「ヨーロッパは高いイメージがあってなかなか踏み出せない。」そんな方に、フランス旅行の安い時期についてご紹介していきます。
フランス・パリ旅行5泊7日、1人分の費用・相場「約24.5万円〜+お土産代」を基準に、こんなことを知りたい方におすすめです。
フランス旅行の安い時期以外にも、日数ごとの旅費相場や、安く行くコツを知りたい方は、「【2023年最新】フランス旅行に予算はいくら必要?元航空会社勤務が伝授!」をぜひご覧ください!
フランス旅行が安い時期とその理由
フランス旅行の「安い時期」は、冬の1月〜3月、そして秋の10月〜11月です。
ちなみに、ベストシーズンの5月は航空券が安い傾向にありますよ!でも、ホテルが高くなる時期なので日程の見極めが大事!
では、なぜ1月〜3月、そして10月〜11月が安い時期なのかについてご紹介していきますね!
フランス旅行の1月〜3月が安い理由
フランス旅行の安い時期である1月〜3月。安い理由は、天気が悪いから…。気温は日本の東京より少し低いくらいです。どんよりした天気と湿気の少なさで、より寒く感じます。
また、日が短い時期のため午後5時〜6時ごろには真っ暗に。一番日が長い夏には、午後10時ごろまで日が沈まない時期もあるので、外で観光する時間が減ることも安い理由の一つです。
美術館観光なら天気は関係ないので、むしろ良い時期ですよ!混雑も少なく、ゆっくり楽しめます。
フランス旅行の10月〜11月が安い理由
フランス旅行の安い時期である10月〜11月。安い理由は、観光のハイシーズンが終わった後だから。観光客が少なくなる時期なので、飛行機やホテルの値段が下がり始める時期です。
この頃から徐々に日が短くなり、冬が来るな〜と感じる季節ですね。
しかしこの時期、観光のベストシーズンでもあります。気温は10℃〜18℃で寒すぎず、観光スポットの混雑も落ち着きつつあるので、観光しやすい季節ですよ!
安い時期はこんなことが良い
特に安い時期である1月と2月はホテルが安い!普段泊まれない高めのホテルも、この時期なら泊まれちゃうかも!また、観光シーズンが終わり、天気が不安定なこの時期は、有名観光スポットが空いていてゆっくりできますよ!
その他、1月〜3月に行われるパリのイベントがこちら!
- 【1月】冬の特大セール、ソルド
2大セールの1つである冬のソルド。2024年は1月10日〜2月6日に開催されます。国が定めた大セール期間で、各店が一斉にセールを開始!30%〜セール後半には80%の割引商品が手に入ることも!売り切れ御免のこのセール。旅費が安い時期にショッピング目的でフランスに行くのもありですね!
- 【2月】2月14日のバレンタインデー
日本では街中がチョコレートで溢れるバレンタインデー。フランスでは様子が違い、赤い薔薇を手に持った男性がパリの街に溢れ、ロマンチックな雰囲気が漂います。フランスのバレンタインは男性が愛する女性だけに「愛の言葉」を贈る日。義理チョコ、友チョコは存在しません。
- 【2月・3月】パリ・ファッションウィーク(パリコレ)
2024/2025秋冬パリコレが2月26日〜3月5日。招待状がないと会場には入れませんが、会場がパリの至る所にあるので、通りがかるだけでもワクワクします。偶然モデルさんとすれ違うこともあるかも!
新作が発表されるファッションウィーク。この頃からお店のショーウィンドウにも新作が並びはじめます。
むしろ、この時期に行きたいと思えるイベント満載だと思いませんか?
格安で飛行機を予約する方法!元航空会社勤務が伝授!
格安で飛行機を予約する方法5つはこちら!
- 「週末運賃」の曜日、長期休暇の時期を避ける
※週末運賃…日本発:土〜月曜日、フランス発:金〜土曜日(航空会社により異なる) - 日本⇆フランス間の航空券の高い時期、4月・7月・8月を避ける
- 曜日・週をずらしてチェックする
- 夜便を予約する
- 海外空港で1回乗り継ぎを選ぶ
とはいえ、週末や長期休暇の時期しか休みが取れないという人もいるはず!その場合は、高いとされる時期でも曜日や週をずらすだけで、値段が大きく変わる場合も!予約状況により運賃の変動もあるので、こまめにチェックすることも1つの方法です。
飛行機とホテル、別々で予約が面倒…
パッケージツアーをおすすめします。団体運賃が適用されるので、時期によって安く予約できることも!
- 航空券とホテルを別々に予約するのが面倒
- 航空会社にこだわりはない
- 飛行機のマイルは貯まらなくてOK
こんな方にピッタリです!!
フランス旅行に1週間。安い時期はいくらで行ける?
フランス旅行1週間、安い時期の費用・相場は… 約23万円〜+お土産代。
- 飛行機とホテルを別々で予約する
- パッケージツアーを予約する
この2つのパターンで調べたところ、4泊7日の旅費は、どちらもほぼ同じ結果になりました!しかし、より安くする方法はないのか?各パターンごとにご紹介していきます!
飛行機とホテルを別々で予約する
飛行機とホテルを別々に予約する場合の費用の内訳はこちら!合計約23万円〜。
- 飛行機代…往復13万円〜
- ホテル代…4万円〜(2名1室で8万円〜)
- 食事代…3.2万円〜
- 交通費…7,000円〜
- 観光代…1万円〜
- 通信費…6,000円〜
- 保険代…2,600円〜
飛行機代については、安全はもちろん、機内サービス、遅延時の対応などで比較的高評価を受けている航空会社に絞って算出しています。航空会社を選ばなければ、あと2〜3万円はおさえれるかも。
ホステルの利用で宿泊費を抑える方法もありますよ!現地で友達も作れるので、私もたまに利用します。
パッケージツアーで予約する
パッケージツアーで1週間のフランス・パリ旅行を予約する場合、4泊7日と5泊7日がありますが、「夜便を利用する4泊7日が安い!」合計約23万円〜。
パッケージツアー代…約18万円(飛行機、ホテル、朝食、燃油サーチャージ、諸税)
※諸税(約2.2万円)は変動あり
- 食事代…2.8万円〜
- 交通費…7,000円〜
- 観光代…1万円〜
- 通信費…5,200円〜
- 保険代…2,300円〜
費用の大半を占める飛行機とホテルが決まっているため、より安くするとなると現地で使う費用を節約することになります。しかし、自分で手配する手間が省けるので、海外旅行に慣れていない方にはおすすめですよ!
また、5泊7日の場合は費用は約30万円〜。泊数により大幅に違う場合もあるので、自分で全て手配することも念頭に、比べてみるのが良いですね!
フランスの安い時期の過ごし方
フランスの長い夜をどう過ごす?
一番日が短い時で、朝8時半に夜が明け、夕方5時前に日が暮れるフランスの冬。とはいえ何もできないわけではありません。夜が長いからこその楽しみも!いくつかご紹介します。
- エッフェル塔の黄金の輝きを楽しむ
フランスのシンボルであるエッフェル塔。日没から夜11時45分までライトアップされ、黄金の光を放ちます。また、毎時00分から5分間は、「シャンパンフラッシュ」と呼ばれるキラキラと輝く時間が!エッフェル塔から見下ろすパリの夜景も必見です。
- オペラ・ガルニエを楽しむ
オペラ座として知られるオペラ・ガルニエ。オペラやバレエが上演され、「オペラ座の怪人」の舞台となった劇場でも有名です。公演が始まる前の時間帯は、見学も可能。オペラ座のきらびやかな内装を楽しめますよ。
- ムーラン・ルージュを楽しむ
フランスの夜といえば「ムーラン・ルージュ」。フランス語で「赤い風車」を意味する名の通り、ネオンで光り輝く赤い風車が迎えてくれます。ここムーラン・ルージュではショーを観ながら食事が楽しめるほか、本場のフレンチカンカンも!終演は夜遅く、夜のパリは危険なので、配車アプリを使うか送迎付きプランを予約しておくことが必須です!
パリの夜景、そしてエッフェル塔のライトアップは、夜10時ごろに日が暮れる夏に比べると5時間も長く楽しめますよ!
フランスでの服装【秋冬編】
フランス旅行の安い時期である冬(1月〜3月)と秋(10月〜11月)。どんな服装を用意すれば良いか気になるところですよね!冬は衣類でスーツケースがいっぱいになりがち。お土産のスペース確保のためにも、最低限の服装を知っておくと安心です。
また、オペラ座などの観劇や、高級レストランに行く予定の場合はドレスコードがあります。その場に合わせた服装を用意することも重要!ワンピースやジャケットがあると便利ですよ!
季節それぞれの平均気温や、春夏の服装について知りたい方は、「フランス旅行には何が必要?持っていくべき持ち物【ヨーロッパ在住歴3年半が教えます!】」をぜひご覧ください!
どの季節にも共通することは、日本のようにお洒落をしすぎないこと!フランスの人々の服装は、黒を基調とし、パンツスタイルが多いシンプルな装いです。そこに、カラフルな服装やミニスカートで行くと、一発で旅行者とわかりスリに狙われます!
冬(1月〜3月)の服装
フランス・パリの冬の最低気温はマイナス数度。日本の東京よりちょっと寒いかな、という気候です。また、冬はどんよりした天気が多いですが、雨が降ったり止んだりのため、防水性のあるフード付きの上着があると便利です。
そして、パリの街は石畳なので余計に冷えます。腰もしくは膝が隠れるダウンジャケットや、ユニクロのヒートテックなどのインナーで暖かくすること。そして、フラットでも底の薄い靴は避けましょう!
3月は暖かくなる季節ですが、まだ肌寒さは残ります。薄手のコートを持っておくと安心です。
秋(10月〜11月)の服装
夏が終わり、次第に冬の訪れを感じ始める10月〜11月。10月末にはサマータイムが終了。日も短くなってきます。しかし、10月の日中はまだ暖かいので、薄手のインナーを。朝晩は冷えるため暖かい上着を持っておきましょう。
11月ごろから本格的に冬を感じ始めます。コートは必須です!
フランスのベストシーズンと避けた方がいい時期
フランス旅行のベストシーズンと、反対に避けた方が良い時期についてご紹介!一般的にヨーロッパのベストシーズンは夏の7月〜8月言われますが、実際とのころどうなのでしょうか?
また、ヨーロッパ在住経験ありだからこそ知る、避けた方が良い時期についても!
ベストシーズン
フランス旅行の安い時期についてお話する前に、フランスのベストシーズンはいつかご存じですか?それは、春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)。
気温は15℃〜20℃で過ごしやすく、かつ混雑時期である夏の前後なので比較的空いています。そして3月後半〜10月はサマータイムの時期なので、フランス観光を楽しめる1日の時間が長いことも魅力です。
フランス・パリの街をお散歩しながら観光するのにちょうど良い季節!歩いて移動できるので交通費の節約にもなりますよ!!
避けた方が良い時期
フランス旅行を避けた方が良い時期は… 観光のピーク7月〜8月とクリスマスです。長期休暇がある夏と、クリスマスマーケットが楽しめる12月に、旅行の予定を立てがちではないでしょうか?
行ってから後悔しないためにも、その理由をご紹介します。
- 観光のピーク7月〜8月
日本と同じくフランスでも休暇のシーズンです。観光客が多い時期でもありますが、現地のお店が休暇で閉まっていることも多い時期。行きたいお店がある場合は注意が必要です!
また、1年で一番暑い時期のため、最高気温が30℃近くなることも!エアコンが一般的でないフランスでの30℃は厳しい暑さです。7月8月は旅費が高い時期でもあるので、避けるのが無難ですね。
- クリスマス
フランスでは、クリスマスは家族と共に過ごします。お店や観光スポットは閉まっていることが多く、交通機関もストップする場合もあるので注意が必要!
フランスのクリスマスを楽しみたい場合は、11月下旬ごろからクリスマスマーケットやイルミネーションが開始されるので、クリスマス当日でなく、早めに行くことをおすすめします。
無料で過ごせるフランスの観光スポット
フランス旅行を安く楽しむためには、無料の観光スポットを知っておくことも重要!期間限定で無料のスポットもあるので、日程を決める参考にしてみてください。
- シャンゼリゼ通り
パリに来たらココを訪れるのは必須!ブランドショップが立ち並び、多くの人が憧れる場所ではないでしょうか。凱旋門をバックに記念撮影も定番ですね! - サクレ・クール寺院
パリで一番高い場所に位置する、モンマルトルのシンボルです。映画「アメリ」の舞台になったことでも知られています。高台からはパリの街を見下ろせ、美しい景色が広がります。 - チュイルリー庭園
パリ市内最古の庭園であるチュイルリー庭園。ルーヴル美術館とコンコルド広場を結び、その先はシャンゼリゼ通りへと続きます。庭園内には2つの美術館もあり、歩いているだけでパリ観光ができますよ! - ノートルダム大聖堂
2019年4月の火災以前は、無料公開されていました。現在は修復中で公開中止。2024年中には再開するとされていますが、無料かどうかは確認が必要です。
- オルセー美術館…毎月第1日曜日
- オランジュリー美術館…毎月第1日曜日
- ロダン美術館…第1日曜日(11月〜3月限定)
- エトワール凱旋門…第1日曜日(11月〜3月限定)
- ヴェルサイユ宮殿…第1日曜日(11月〜3月限定)
第1日曜日は、無料の観光スポット巡りで決定ですね!その他、無料の美術館もパリ市内に多く存在するので、なるべく費用を抑えたい場合は要チェックです!
フランスの物価を調べてみた!
フランス・パリの物価が上がっていることに加え、円安の影響もあり日本円で考えると高い印象です。例えば、ファストフードのチーズバーガーの値段は、日本では200〜300円なのに比べ、パリでは約500円。その他、パリの物価を見てみましょう!
※1ユーロ=159円の場合(2023年10月末時点)
- 水(0.5ℓ)…約300円
- エスプレッソ…約300〜600円
- カプチーノ…約600〜950円
- 紅茶…約300〜600円
- コーラ(0.33ℓ)…約300〜450円
- ビール(0.5ℓ)…約950〜1200円
- クロワッサン…約300〜450円
- ピザ…約2500〜4000円
- サンドイッチ…約800〜1600円
スーパーや、マルシェ(市場)で安く買い物するのも1つの手!むしろ、地元の生活感を体験できておすすめです!
ヨーロッパに3年半住んでわかった!フランス旅行の安い&観光のベストシーズン
- 安い時期:冬(1月〜3月)、秋(10月〜11月)
- 観光のベストシーズン:春(3月〜5月)、秋(9月〜11月)
共通している月は、3月、10月、11月。中でも10月をおすすめします!
3月のまだ天気が不安定な時期、11月の冬がやってきて寒い時期に比べ、10月にフランス旅行をするメリットは…
- 飛行機、ホテルともに安めの時期
- 晴れの日が比較的多い
- 日中は暖かく、パリ散歩に最適
- 観光のハイシーズン後で空いている
あと少し、お金を出しても良いなら、5月がおすすめです!飛行機は一番安い時期ですが、ホテルの値段が上がってくる時期でもあります。
サマータイム真っ只中で、10時ごろまで日が沈みません。外での観光を長く楽しめるほか、夏に向けて暖かいので、上着はパーカーなど羽織るものがあれば十分!荷物も減らせますね!
【まとめ】フランス旅行!この人におすすめ!このシーズン!
夏以外の、春、秋、冬、それぞれ季節ならではの楽しみ方ができる良い季節!パリで何をしたいか?で、フランス旅行にいつ行くか計画を立ててみましょう!
最後に、季節それぞれの「おすすめな人」を確認!!
- 春(3月〜5月)がおすすめな人
ゴールデンウィーク後の5月がおすすめ!航空券:最安値、ホテル:少し高い、がOKな方には最適です。暖かく過ごしやすい季節。安いホテルも探せばある!
- 秋(9月〜11月)がおすすめな人
10月がおすすめ!航空券、ホテル:最安値ではないが比較的安い月。夏は感じれなくてもOKな方に最適です。とはいえ日中はまだ暖かいのでパリ散歩が楽しめますよ!
- 冬(12月〜2月)がおすすめな人
1月がおすすめ!航空券:安め、ホテル:最安値の月。美術館観光、冬の特大セール目当て、劇場で夜のパリを楽しみたい方に最適です。クリスマスを楽しみたい方は、12月はじめもおすすめです。
※夏(6月〜8月)は、エアコンがない中の気温30度、旅費が高い、休暇の時期で閉まっているお店もあるので、あまりおすすめしません。